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2004年12月13日月曜日

長野県下伊那郡上村下栗 拾五社神社の霜月祭 その5


23:04
襷の舞(たすきのまい)が始まります。赤い襷の人4人と、白い襷の人が4人、交互に並んで輪になって舞います。手には鈴と扇子を持ちます。若い人たちが参加しているようでした。
  
23:18~23:34
扇子を刀に持ち替えて舞います。笛太鼓に合わせて鈴を鳴らします。



23:34~23:46
薪の束が釜の横に積みかさねられました。
  
23:46
いよいよ面の登場です。先ほど積まれた薪の束を踏み台にして、釜に近付き、なんと、煮えたぎるお湯に手をつけようとしています!…と思いきや、手のひらで水面を払うようにして、お湯のしぶきを飛ばしますっ!(熱っ!)。観客がすし詰めなので、皆避けようがありません。常連さんはカメラにビニル袋をかけていますが、服はびしょぬれです。
(…誰とは言いませんが、お神酒が効いてきたのか、朝からの疲れなのか、寒さなのか、祭りの熱気なのか、肝心なときに睡魔に襲われている人がいました。ね、kayakoちゃん。)
    
名前はよく分かりませんが、笛と太鼓の音とともに面が次々登場します。
0:23
子安様という、子供を抱いた女の面(かぶっているのは男性)は、頭巾をかぶっているせいか、妙にリアルな感じがします。どの面も2つずつあると聞いていた通り、子安様も2人でした。
0:55
「よーっせ!よーっせ!」というかけ声と共に、いつの間にか集まった青年たちの中へ突進する面が登場します。祭りの熱気はピークといったところでしょうか。
1:53
キツネの面が登場しました。昨年、AYAがこのキツネの舞を見て、すばらしかったと言っていたので、これも楽しみのひとつにしていました。真っ赤な装束に、白いキツネの面をつけて、キツネのような仕草をします。鈴と扇を持って一周舞うと、今度は何も持たずに舞いました。なるほどとても面白い舞です。気になる人は、是非現地へ。
   
2:02
チンチャコさんと呼ばれる面がきました。つけているのは少年のようです。でも面の顔は、ひげのおやじ風で、真っ赤な装束がなんともアンバランスで可愛らしいです。
   





この神社だけにある「タツガシラ」という面も登場して、チンチャコさんについてきます。意味はよく分かりませんがユーモラスな動きが楽しいです。
2:18
カンダユウがはじまりました。この神社では、2組の爺さん婆さんの面がありますが、この爺さんと婆さんが、お伊勢参りに行くという、ちょっとした小芝居があり、これも面白いです。


2:30
天伯様の登場です。この面が最後になります。
2:45
賀寿舞(カスマイ)が舞われます。腰刀に、手には鈴を持ち、手首に数珠を巻いています。

これで祭りの終了です。

長野県下伊那郡上村下栗 拾五社神社の霜月祭(しもつきまつり)
2004.12/13 絵と写真、文:遊樹