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2004年10月10日日曜日

イタリア紀行 その11「サンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ教会」

10/10(日)
サンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ教会
イタリアに来て初めて雨が降った日。

ラヴェンナ駅前からバスに乗り15分程でサンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ教会前に着きます。正面に野原が広がるとても気持ちの良いところにある サンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ教会は、5世紀くらいに建てられた教会。私達が行った日は日曜日。午前中は街の人達がミサをしていました。



この教会はラヴェンナの観光スポットの一つです。なので観光客は多かったです。しかし、私達のように路線バスでやってくるのではなく、ほとんどが大型バスによるツアーなのでした。地方の小さな街の教会にたくさんの大型バスが停まっている風景、なんか、デジャヴですな。
(サンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ教会。ローマやフィレンツエと違いラヴェンナの古い建物は煉瓦作りです。) (雨上がりで濡れた景色が美しい。)

(上:後陣ドームのモザイクのアップ。真中の十字架はイエス、黄金の雲間からのぞく手は天の声。イエスの下にいるのはクラッセ教会の初代司教で羊達は信徒だそうです。草原はクラッセの野原に重なる気がします。)
(祭壇と後陣ドームのモザイク。)

私が見たかった後陣ドームのモザイクは、創建当時のもの。

ここの教会内部はフラッシュ撮影禁止。しかし観光客というのは大人と言えどなかなかその決まりが守れません。監視のおじさんの「ノ~フラ~ッッシュ!」という大声は常に聞こえていました。でも、さすが教会です。そんな注意を呼び掛ける声さえ、実に美しく教会内にこだまして聞こえるのでした。

バスの運転手さん!!
サンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ教会に行くために乗車したバスの運転手さんのなんとかっこいいこと!!ちょっとでも喋っとこ~と思い、 バス停に着く度に「ここはクラッセのバス停ですか?」と質問し、「違う違う」と言われることを繰返してました。運転手さんの爽やかな苦笑がなんとも言えず魅力的。あーいうのが好きなんだよナ~私。

後で友人に、バスの中で私の目がハートになってた、と言われました。おはずかしい。いや~キラキラして見えたな~あのヒト。
なんか私、イタリアに来てからこんなことばっかし言いよる…。


2004.10/1~14 絵と写真、文:吉田葉子